空き家問題はこれで解消!賃貸戸建てへリニューアル
現在、「空き家問題」が様々なメディアで報じられています。 長期間放置された空き家は住めるように再生するのにも取り壊すのにも 多額な費用がかかります。 今回は、空き家の期間が短かった戸建て住宅の賃貸物件への再生をご紹介致します。
築24年・ご自宅であった一戸建て ご相談のきっかけ
建物所有者様から「ご自宅としてお住まいだった一戸建てが空き家となり賃貸にしたい」との ご相談をいただきました。
お部屋を確認すると、注文住宅として建てられた立派な戸建てであり、室内も賃貸ではあまり使用しない 良い部材が使用され比較的綺麗な状態でした。 そのため、今回は対規模リノベーションではなく、既存の良い部材を再生し、 現在のニーズに合ったお部屋作りを行いました。
施工前
2階へと繋がる階段から2階廊下、そして2階の居室の床まで 当時流行った「敷き込みカーペット」が全面に敷かれている状態でした。 施工から20年以上経過し、汚れも目立つ状態でったため、今回の施工で全て剥がし 床の下地を作り、費用を抑えるためビニール製のクッションフロアを施工する事にしました。
また、1階のリビングの上は大きな吹き抜けとなっており、陽当たりはとても良いのですが、 壁紙の一部が剥がれ、経年の汚れと変色が起きていました。 壁紙の貼り替えには、一度足場を組む必要がありました。 注文住宅用の建具はとても程度が良く、費用を抑えるため 塗装し再利用する事にしました。
施工中
敷き込みカーペットを剥がしクッションフロアを施工していきます。 吹き抜け部分に足場を組み、古い天井クロスと壁紙を剥がしていきます。 きちんと養生をし、建具や木枠を綺麗に塗装していきます。
施工後 (before⇒after)
階段部分(敷き込みカーペット撤去しクッションフロア仕上げ) 2階廊下部分(敷き込みカーペット撤去しクッションフロア仕上げ) 2階居室部分(敷き込みカーペット撤去しクッションフロア仕上げ、壁紙貼り替え) 吹き抜け部分(木枠・建具塗装、壁紙貼り替え) 2階居室分(木枠・建具塗装、壁紙貼り替え)
★☆ご自宅を賃貸戸建てにされる方へアドバイス☆★
ご自宅等の住宅と賃貸物件用の建物では、電気設備、壁紙や建具の部材等は異なります。 食洗器やビルトインコンロ、給湯器、タンクレストイレ、エアコン等の電気設備を そのまま残し賃貸として貸し出し、途中で壊れてしまった場合には費用負担が多くなります。 耐用年数が超過していたり、故障の可能性があるものは事前に撤去したり 賃貸専用の設備に交換される事をお勧め致します。
Iseda
神奈川県出身 入社2008年 約12年間の賃貸管理営業担当としてオーナー様と一緒に空室対策や賃貸経営のサポートを推進。2020年には工事部署で本格的にリノベーションの企画立案を手掛け、物件力向上と物件再生に邁進しています。
趣味:ゴルフ、ロードバイク、愛車の手入れ(旧車乗りです)。
資格:賃貸不動産経営管理士・相続支援コンサルタント 等