築32年RCマンションの空室をリフォーム

長期入居していた部屋が空室となり、次の入居者様募集に向けて当社へ管理をお任せいただきました！リフォーム工事をして募集賃料をUPした事例を紹介させていただきます。

〈　目次　〉
❶　間取り変更　３DKから２LDKへ
❷　玄関土間スペースを拡張？
❸　和室は洋室へ　真壁の柱は塗装仕上げでコストパフォーマンスを実現
❹　後付けの室内露出配線を埋設
❺　リフォームに使用した壁紙と床材の紹介
❻　まとめ　（　バーチャル内見ツアー　）

 

❶　間取り変更　３DKから２LDKへ

元々はダイニングキッチンと洋室の間に、2枚引き戸がありました。
全体の間取りは３DK。お部屋探しに有利な人気の２”L”DKへ変更するために、間仕切りの引戸を撤去します。

施工前

施工後

壁はRC造特有の「躯体壁」となっていたため解体できませんでしたが、キッチンからダイニング、リビングまでを広いひとつのお部屋に。

南の掃出し窓から明るい光が入り、明るい空間となりました。
床の色と建具は白を基調に統一感を持たせ、リビングの壁にはネイビーブルーのアクセントクロスを貼りました。

 

❷　玄関土間スペースを拡張？

賃貸物件の玄関スペースは狭くなりがち。
今回のお部屋は、玄関に多くの収納がありましたので、一部を解体し玄関土間スペースの拡張をしました。

施工前

元々は幅900mm奥行900mmの天井高の収納がありました。

施工中

収納を撤去し、スペースを拡張しました。広くなった分、照明はダウンライトを２灯設置します。

施工後

収納があった場所が玄関土間スペースへ変わり、ベビーカーやゴルフバック、傘、自転車など室内に置けるスペースを確保しました。

土間はフロアタイルを敷き、框はリフォーム框で造作しました。

❸　和室は洋室へ　柱は塗装仕上げでコストパフォーマンスを実現

「和室は洋室へ」過去の記事で紹介させていただいておりますが、空室対策に効果が高い和洋変更工事を今回も実施しました。

❑　関連記事
➣　和室を洋室へリフォームするメリットとは⁈
➣　スポットライトと木目調クロスを使用したリノベーション。カフェにいる様なくつろぎ空間を演出！RC造　賃貸マンションの空室対策工事

施工前

施工後

施工前

施工後

真壁から大壁に変更する工事はコストがかかります。今回は、真壁の柱はそのまま残し「塗装仕上げ」とすることや、襖を残し「クロス襖」にすることでコストを抑制して洋室化をしています。

❹　後付けの室内露出配線を埋設

長年の入居期間の中で、あとから設置したエアコンや造作された電気配線などが室内に露出して配線されていました。
今回全部屋の壁紙を張り替えるので、この機会に壁の中に埋設してすっきりさせました。

施工前

施工後

エアコンの専用電源配線を壁内に収めました。

施工前

施工後

延長されていたインターホン受話器を元の位置に収め、テレビモニター付きインターホンに変更しました。

施工前

施工後

造作されたコンセントや配線を撤去しました。

❺　リフォームに使用した壁紙と床材の紹介

今回使用した内装仕上げ材を一部ご紹介します。

リビングのアクセントクロス
リリカラ　LV2344

部屋全体の床材（クッションフロア）
リリカラ　LH81330

玄関土間　（フロアタイル）
リリカラ　LYT84188

洗面所トイレの床　（クッションフロア）
リリカラ　LH81349

その他の天井壁は白色の量産クロスを貼り、キッチン扉や建具は白無地色のフィルムと塗装で仕上げています。

 

まとめ

築30年を超えたマンションの一室ですが、間取り変更・和洋変更等、今回のリフォームの実施に伴い賃料を5,000円アップして管理をさせていただきました。
大規模にフルリノベーションするだけが「空室対策」ではなく、既存の良い物は活用し、コストパフォーマンスを最大化するリフォームも大切だと施工を通じて改めて認識しました。
空室でお悩みのオーナー様がいらっしゃいましたら、ご相談だけでもお問い合わせフォームからご連絡をお待ちしております。

当記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

バーチャル内見ツアー